書くということ

かく言う私は

素直な性格ではない。天邪鬼だとか、ねじまがった性格だとしてしまえば、先に書いた自己言及のパラドックスから逃れられそうなものだけれど、パラドックス的表現の割り切れなさこそが「素直でない」様それ自体を表現しているようで、やはり「素直でない」を…

「私は素直ではない」

と言ってしまうのは、「私は嘘つきだ」と同じ自己言及のパラドックスだ。言えること自体が「素直さ」の表明になるので。そもそも「素直でない」人は、自分が「素直でない」ことを「素直に」認めることが出来ない。だから、驚くべきことに「あなたは素直じゃ…

大学を卒業する直前のことだったと思う

誰かのアパートに集まって酒を飲んでいる席で「人間は表現せずにはいられない存在だから」と友人が口にした。彼は就職活動をせず、アルバイトをしながら音楽活動を続けるつもりでいた人だけれども、気張った『青年の主張!』のようなものとして発したのでは…

仕事のためでなく、事務連絡のためでなく。

「何」をというテーマや対象も、「どのように」という語り口や方法を意識することもなく、ただただ、書くということを一番の目的としてキーボードを叩いていて、ぎこちない。指の動きも出てくるコトバもぎこちない。そして、そのぎこちなさが心地よい。読ん…

リハビリとは出来ていたことを取り戻すこと

であるならば、これから始めようとしていることはリハビリでは無い。 でもまあ、とりあえず、書いていこうと思う。 かつて書けていたとは思わないし、 これから何かが書けるようになるとも思わないけれど、 まずは、ここからってのは、悪くない気がするので。